こんにちは、Gucci( men_in_fashion_blog)です。

ヨーロッパ発の定番ショーツ「グルカショーツ」が近年日本においても注目されてきています。
英領インド軍に参加したネパールの兵士「グルカ兵」が使用したこちらのミリタリーウェアは、実用的な作りとプリーツ付きの繊細なデザインで夏の着こなしをワンランク上げてくれます。
今回はそんな「グルカショーツ」の歴史や特徴をご紹介していきます。
- グルカショーツの歴史は?
- グルカショーツのディティール面の特徴を知りたい
グルカショーツの歴史


グルカショーツの歴史を語る上で欠かせないのが、ネパール「ゴルカ王国」にちなんで名付けられた山岳民族出身の「グルカ兵」です。
18世紀前半のイギリス・ネパール戦争にて、大英帝国に敗したグルカ兵は、1816年のスガウリ条約で同国の配下に置かれます。



地形を活かした戦術や、高地での生活から生まれたスタミナ、恐れを知らない士気を持ったグルカ兵の攻勢により、イギリス軍は苦戦を強いられたそうです。


勇気、忠誠心、あらゆる状況に適応する能力を持ったグルカ兵は、世界中の戦地に配備され、第一次世界大戦、第二次世界大戦中の多くの同盟軍の作戦に尽力しました。
そして、グルカショーツもこのスガウリ条約によってイギリス軍配下となったグルカ兵のために世に出されることになります。
イギリス軍「グルカショーツ」の特徴


グルカ兵は独自のユニフォームを持っていましたが、中でも象徴的なアイテムがグルカショーツです。
その機能性から、イギリス軍を構成するロイヤルアーミー、ロイヤルエアフォース、ロイヤルネイビーでも採用されています。
ここではそんなグルカショーツの特徴をご紹介していきます。
ウエスト調整可能なアジャスターベルト


グルカショーツの代表的なディティールの一つが、ウエスト調整可能なアジャスターベルトです。


両サイドにバックルを備えているので、容易にサイズ調整が可能です。
2タック付きショーツ


もう一つの欠かせないグルカショーツのディティールといえば、ウエストに備えられたタックです。



軽快なカットソーやシャツをこのショーツにタックインすれば、シンプルな夏の装いのワンポイントとなってくれます。
フロントとバックにそれぞれ2つずつ、片足合計4つのタックが入っているので、ウエストジャストで履いてもゆったりと太めのシルエットで履くことできます。
カーキドリル生地


砂漠地帯や熱帯地域のサービスのために開発されたイギリス軍で使われたカーキ色の綿綾織生地を使用しています。
ドリルとは太綾、すなわち太い糸を使った厚手生地で過酷な環境下でも兵士の活動を支えてきました。



ちなみにカーキドリルは、使い込むことに独特な経年変化を味わえる素晴らしい生地なんです。
要点まとめ
- イギリス軍を代表するカーキドリル生地を使ったショーツは真夏のファッションを支える一本
- ウエストに存在感のあるディティールの入ったミリタリーショーツ
- タックインを実践すれば、グルカショーツの存在感際立つ印象的な装いとなってオススメ










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