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【フランス軍】ヴィンテージチノパンツの名作「M52」の特徴や魅力、サイズ感、コーデをレビュー

こんにちは、Gucci( men_in_fashion_blog)です。

近年のミリタリーヴィンテージアイテムを牽引する軍パンの大本命が、フランス軍の名作チノパン「M52」です。

軍モノらしからぬドレス仕立ての品の良さと、唯一無二の美しいシルエットが昨今のトレンドにぴったりの一本と言えます。

Gucci

自分のサイズに合うデッドストックが見つかればぜひ購入を検討いただきたいアイテムの一つです。

そこで本記事では、フレンチアーミー「M52」のディティールやサイズ感、着こなしコーデをレビューしていきます。

この記事はこんな人におすすめ
  1. フランス軍「M52」の特徴を知りたい
  2. フランス軍「M52」のサイズ感は?
  3. フランス軍「M52」着こなしやコーデを見てみたい
目次

フランス軍「M52」チノパンとは?

「M52」を紹介する前に、チノパンの歴史を簡単に触れておきましょう。

現在はファッションアイテムとして欠かすことのできないチノパンですが、元々はイギリス発祥の軍モノ由来のアイテム

19世紀のインドに駐留中のイギリス軍は散発的なゲリラ戦や山岳戦を繰り返す中、当時の軍服であった白のトラウザーズが敵に見つかりやすい点に課題がありました。そこでコーヒーやカレー粉木の実、泥水など現地調達した素材を用いて、白いトラウザーズをカーキ色に染め、インドの大地に馴染ませたのが原点とされています。

ちなみにカーキとはヒンディー語で“泥”・“埃”を意味しています。

イギリス発祥のチノパンは、アメリカ軍の手に渡った後、細部をアップデートしながら1941年に世界初のフィールドパンツ「M41」が世に出されることになりました。

そしてフランスでは、第一次世界対戦・第二次世界大戦でドイツに占領された際に、アメリカ・イギリスから軍事物資の供給援助を受けたことで両国の装備の影響を受ける中、1952年に「M52」が誕生します。

フランスらしいドレス仕立ての品の良さが随所に取り入れられた「M52」は、太めのシルエットで無骨さを備えつつ、裾にかけてわずかにテーパードがかかった今の時代にぴったりの一本

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ミリタリー×ヴィンテージブームを牽引する一アイテムと言えるでしょう。

フランス軍「M52」チノパンのレビュー

それでは実際に僕が所有する「M52」を手に取って、ディティール面をレビューしていきます。

M52といえばこれ!ツータック入りのワイドシルエット

M52は、ツータックでありながら、ありがちなスラックスライクなシルエットではありません。

また形が良いけど綺麗めすぎない軍ものらしい無骨なシルエットなので、一般的なチノパンのシルエットでもありません。

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その理由は、程よいテーパードと太さにあります。

ワタリから裾幅にかけてのテーパードのバランス感が素晴らしく、ロールアップをすることでストンと下に落ちるような綺麗なシルエットを出すことができます。

加えてツータック仕様なので、腰回りに余裕ができるのでゆったりとしたシルエットとなります。

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ゆったりめのシルエットが潮流となっている昨今、M52の唯一無二のシルエットはドンピシャにハマっているのではないでしょうか。

ただし、裾が下に溜まるように履いてしまうと折角のM52らしい綺麗なシルエットを出すことができないので注意が必要です。

ファッションアイテムとしてさらっと取り入れやすく、コテコテの軍もの感がないのも魅力。

そんなM52は、ストレートなアメカジスタイル色の強いチノパンでありながら、上品なヨーロピアンテイストが加わった独特な魅力のあるアイテムといえます。

M52のディティール

ディティール面では、ボタンフライとバックポケットは2つと大変シンプルな仕様ですが、特筆すべきポイントは生地と縫製の仕上げです。

生地はウエポン素材を使用

2本の糸がより合わさった双子を使用したウエポン(ウエストポイント)素材を使用

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平たく言うと、一般的なチノクロスと比較して丈夫で滑らかで光沢感があります

見た目の上質感が素晴らしく、半世紀前以上に作られたヴィンテージアイテムとして所有欲求を満たしてくれます。

丁寧な縫製処理

モードの中心地である1950年代のパリで生まれた「M52」は、フォーマルウェア同等に裏地の縫製処理もステッチが細かく大変丁寧な仕上がりとなっています。

ポケットの裏地に使用されている生地「スレキ」は縫い目が直線になっている本縫い仕様です。

前立ても生地の端を中に入れ込んで綺麗に処理されており、仕事が丁寧です。

お尻の合わせはチェーンステッチの2本針仕様で綺麗ですが、本縫い仕様のものもあるようです。

フランス軍「M52」チノパンのサイズ感

フランス軍「M52」のサイズは、内側についているサイズラベルで確認します。

写真のラベルにプリントされた2桁の番号がサイズ表記となりますが、左側が股下(レングス)、右側がウエストを表しています。

色褪せてしまっていますが、薄らと白いラベルに「34」と記載されています。

身長185cm、体重72kgの僕は、サイズ34を着用しています。

ゆったりめに着用したかったため、ベルトは必須のサイズ感です(サイズ33でベルト無しで着用可能でした)。

正面・横・後ろの着用画像は下記の通りです。

正面

側面

背面

生産年も古いことから、個体差が存在するようです。最終的には試着の上、購入することをおすすめします。

フランス軍「M52」チノパンのコーデ

フランス軍「M52」は前述の通り、タッグの入ったテーパードシルエットで上品でカッコいい一本。

カットソー1枚のシンプルなスタイリングから、ジャケパンスタイルまで着回しが効く優等生です。

それでは「M52」を使った普段のコーデを紹介していきます。

「M52」× ボーダーシャツ

「M52」× フレンチワークジャケット

「M52」× ネイビーブレザー

「M52」× Barbour

フランス軍「M52」チノパンのレビューまとめ

要点まとめ
  1. 裾にかけてわずかにテーパードがかけられたフォルムは今のトレンドにぴったりな一本
  2. 上質な素材と丁寧な縫製処理が施された完成度が高いユーロヴィンテージの定番
  3. シンプルなスタイリングから、ジャケパンスタイルまで着回しが効く優等生

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