こんにちは、Gucci( men_in_fashion_blog)です。
スニーカー優勢の昨今ですが、一生履ける永遠の定番として、レッドウイングのベックマンが再熱しています。
購入したのはまだ高校生だった10年前。当時はアメカジファッションが流行していて、レッドウイングやダナー、ホワイツといったワークブーツがメンズ雑誌で取り上げられていました。
そんな中、レッドウイングの中でもスタイリッシュで男クサイフォルムに魅了され、貯めたお小遣いとお年玉を使って購入し、部活のない休日はガシガシ履いてきたことを鮮明に覚えています。
僕が所有する革靴の中で一番の古株で愛着のある相棒です。
今回は、そんなレッドウイングのベックマンの魅力やサイズ感をレビューしていきます。
レッドウイング ベックマンブーツとは?
まずはレッドウイング「ベックマンブーツ」の概要を説明していきます。
創業者の名を冠したドレスブーツ
ベックマンブーツは、彼が活躍していた1910年代を彷彿させる、優雅でクラシックなスタイルをイメージして開発されたレッドウイングの人気モデルです。
創業者であるチャールズ・ベックマンの名を冠した「ベックマンブーツ」は、ワークブーツと一線を画すドレスシューズと言われています。
レッドウイング誕生のきっかけは?
チャールズ・ベックマンは19世紀後半にドイツからアメリカに移住。
タンナーで働いた後、靴の販売を始めますが、既成靴に対して不満を持つようになりました。
そこで店にあるどの靴よりも良い靴を自分で作るしかないと考えるようになり、1905年レッド・ウィング・シュー・カンパニーを創業し、世界中で愛されるワークブーツを販売するようになったのです。
最高級のフェザーストーンレザーを使用
フェザーストーンレザーとは、ベックマンブーツに代表されるレッドウイングプレミアムコレクションの「クラッシック・ドレス」シリーズ専用の革です。
この「フェザーストーン」という名前は下記の2つの意味合いがあります。
- フェザーストーンは、レッドウイング市とその周囲一帯を指す地域名であること。
- フェザー(羽根)とストーン(石)。羽根のように優雅でしなやかな銀面と、石のように強靭な耐久性を併せ持つこのレザーの特徴を表現。
そんなフェザーストーンレザーは、牛革の中でももっともタフでしなやかな革を使用し、その中でも初回なめしが終わった革を入念にチェックします。
このような入念なチェックを経て、銀面のなめらかさ・厚さのムラ・しなやかさなどの観点で、最上級の5%のみが選び出される最高級品なのです。
レッドウイング ベックマンブーツのレビュー
それでは、僕がレッドウイング「ベックマンブーツ」を履いて感じる魅力や履き心地の感想をレビューしていきます。
購入から10年以上経過していますが、社会人になってから着用頻度が少なくなったため、経年変化の観点で見劣りするかもしれません(ご容赦ください)。
ワークブーツでありながらドレッシーなスタイリング
このブーツの特徴は、深みのある色合いの上品な風合いのレザーと、経年変化が感じられるワークブーツらしいタフさが共存していることだと思います。
基本的にはカジュアルでの使用が前提となりますが、
アメカジコーデから綺麗目なコーデにもマッチする汎用性があり、ワークブーツの野暮ったい印象は感じないのです。
ワークブーツにも、ドレスシューズにもない、独特な表情を装ってくれるのがベックマンの魅力でしょう。
こちらは、サイドからの眺め。丸みのあるトゥが美しい。
後ろからの眺め。やはり無骨な男臭さと上品な紳士らしさが共存しているように見えます。
強靭な素材かつ光沢のあるフェザーストーンレザー
ベックマンブーツにつかわれている、フェザーストーン・レザーはアニリン系の染料で透明感ある表情に仕上がっています。
靴クリームで磨くことで光沢が増す、磨き甲斐のあるレザーです。
またちょっと何かにぶつけたくらいでは大きな傷にはならない強靭な耐久性を持っているのも嬉しいところ。
僕はスムースレザーの革靴着用時に、つま先を階段やデスク等にぶつけてしまい、トゥを傷つけてしまうことが多々あるのですが、ベックマンはガシガシ履いても致命的な損傷は未だに発生していません。
グッドイヤーウェルテッド製法
チャールズ・グッドイヤーJr.が考案し、イギリスの既成靴を代表する製法として有名なグッドイヤー・ウェルテッド製法。
インソール底部周囲にリブ(布製テープ)を接着し、これとアッパー、ライニング、ウェルトを機械で縫い合わせた製法で、
頑丈な作りを作りは勿論のこと、持ち足の足型にじっくり馴染んでいくのが特徴です。
僕のベックマンブーツは経年劣化により、ラバー部分にひび割れが入り始めているので、オールソールを検討中です。
- 長く履ける(アッパーとアウトソールが直接縫合されていないため、ソールの交換が可能)
- クッション性が高い(インソールとアウトソールの間にクッション材のコルクが入っている)
- 使い込むほど足に馴染んでくる(コルクが自分の足に合わせて沈み込み、フィット)
靴紐は牛革製のものにカスタマイズ
購入時に付属していた純正の靴紐が痛んでしまったので、代わりに牛革製の靴紐をつけています。
新宿の東急ハンズで販売されていたもので、2018年頃に2,000円程度で購入しました。
ややドレッシーなスタイリングのベックマンにワークブーツらしい要素を靴紐に追加することで、ワークブーツとドレスシューズの良いとこ取りをしたような見た目となってとても気に入っています。
牛革であることから丈夫であることはもちろんのこと、月日を増すごとに経年変化を楽しめるのも良いところだと思います。
レッドウイング ベックマンブーツのお手入れ
ベックマンのフェザーストーンレザーは、カーフレザーと比較すると強靭な耐久性を持っているので、入念なお手入れは必要なく、3ヶ月〜6ヶ月に一度下記のお手入れをすれば良いと思います。
一方で敢えてお手入れを行わなず、ガシガシ履くことでワークブーツ特有の経年変化を楽しめるでしょう。
履き方・手入れの方法など、個人の趣向が別れるところですが、今回は僕の普段のお手入れ方法を紹介していきます。
お手入れの方法と手順
手入れの方法や手順としては通常の革靴同様のメンテナンスでOKです。
- 馬毛ブラシでホコリを落とす
- リムーバーで汚れを落とす
- 保湿クリームで栄養を与え、馬毛ブラシでブラッシング
- 靴墨で色を入れて、豚毛ブラシでブラッシング後、クロスで磨き上げる
- ワックスでハイシャイン(鏡面仕上げ)を施す(任意)
尚、着用後は必ず馬毛ブラシでブラッシングすると、靴が綺麗な状態に保たれて、より長持ちさせることができるでしょう。
シューキーパー
保管時は、履きしわを伸ばして湿気をとるためシューツリーを入れておくことをおすすめします。
ベックマンブーツには、中央のバネ部分を折り曲げて革靴に入れるスプリング式のシューキーパーを使用しています。
こちらは紳士服店の買い物時に特典として頂いたものです。
デザインや質感といったクオリティは微妙なところですが、型崩れは起こさず形状を保持してくれているので、これからも使い続けていきたいと思います。
レッドウイング ベックマンブーツのサイズ感
僕のスニーカーサイズ(ニューバランス)28cmですが、ベックマンは27.5cmでジャストサイズです。
購入時のことは10年前なので、記憶があやふやですが多少の靴擦れはあったと記憶しています。
が、いまではコルクが十分に沈み込んだことで適度な締め付け感があり、大変歩きやすい履き心地です。
1つ難点を言うならば、ワークブーツ特有の重量感だと思います。
スニーカーやドレスシューズと比較すると、街中を長時間歩くことは疲れます。
長時間の歩行を伴わない用事に使用することをオススメします。
サイズ表は下記の通りです。
USサイズ | JPサイズ |
---|---|
US6D | 24.0cm |
US6.5D | 24.5cm |
US7D | 25.0cm |
US7.5D | 25.5cm |
US8D | 26.0cm |
US8.5D | 26.5cm |
US9D | 27.0cm |
US9.5D | 27.5cm |
US10D | 28.0cm |
US10.5D | 28.5cm |
US11D | 29.0cm |
レッドウイング ベックマンブーツのレビューまとめ
- 頑丈な革質とソールの特性上、”一生物”として楽しむことができる
- ベックマンブーツは、カジュアルコーデとの相性が抜群
- ベックマンブーツは、足に馴染むと履き心地は良いが長時間の使用はオススメできない
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