こんにちは、Gucci(@men_in_fashion_blog)です。
軽くて暖かく、ダウンほどかさばらない実用性とオーセンティックなデザインも相まって、キルティングジャケットはメンズファッションの定番アイテムです。
中でもこのジャケットの定番ブランドと言えば、Made in Englandが魅力のラベンハム。
ラベンハムのキルティングジャケットは、”餅は餅屋”的存在で、僕も愛用中です。
今回は、そんなラベンハムの定番キルティングジャケット「RAYDON(レイドン)」の特徴や魅力をレビューしていきます。
- 間違いないキルティングジャケットを探している。
- ラベンハムの代表モデルやその特徴は?
- レイドンのディティールを知りたい。
ラベンハムとは
ラベンハムは、1969年にイギリスのサフォーク州 ラベンハム村で創業したキルティングジャケットの老舗ブランドです。
創設者のMrs.エリオットは、エリザベス女王に仕える女官として、キルティング素材のホースブランケットを発案。
当時のホースブランケットは保温性の悪いジュート素材が主流であったため、ナイロンキルティング素材で軽さ、保湿製、耐久性を備えたラベンハムのブランケットは英国で瞬く間に需要が広がっていきました。
その後、乗馬愛好家からの強い要望を受け、1972年にナイロンキルティングジャケットが発売され、愛馬とお揃いのジャケットを着るジョッパーが増えました。
1990年代には、イタリアでスーツの上からラベンハムのキルティングジャケットを羽織るコーディネートが流行し、定番アイテムとしての地位を確立することに成功したのです。
現在も英国生産を貫き、サフォーク州 サドバリーの自社工場で職人が1着ずつ丁寧に縫製して、1着のジャケットを仕上げています。
ラベンハム キルティングジャケットの代表3モデル
これまでキルティングジャケットの定番品の数々を発表してきたラベンハムですが、ブランドの中でも1・2・3を争うのが「レイドン」と「デンハム」、「デンストン」です。
同じキルティングジャケットとはいえ、ディティール面に違いがありますので、ここで解説していきます。
レイドン(RAYDON)
レイドン(RAYDON)は、長年愛されてきたラベンハムのキルティングジャケット「ミルデン(MILDEN)」を現代的にモディファイした定番品です。
ジャケットがちょうど隠れる程度のショート丈でビジネススタイル〜カジュアルスタイルまで幅広くこなすことができる1着。
ラベンハムらしいオーセンティックなボックスシルエットがコーデを格上げしてくれることは間違いありません。
デンハム(DENHAM)
「レイドン」と「デンストン」の中間的な丈感が特徴の「デンハム」。
開閉が容易なスナップボタンやスーツの上からも着ることができるボックスシルエットは「レイドン」同様です。
ショート丈ですが、中に着たジャケットの裾が出ないくらいの程良い丈感が嬉しいところ。
2021年にパターンとディテールが見直され、デザイン性と着心地が向上し、一層使いやすいアイテムとして進化しています。
デンストン(DENSTON)
デンストンは、3つのモデルの中で最も着丈が長いモデルです。
スーツが余裕で隠れる丈感で、ビジネススタイルでもってこいの1着です。
ボタンは前述の2モデルのスナップボタンとは異なり、ボタンホール仕様となっており、きっちり目の雰囲気。
フードは着脱式なので、シーンによって付ける・付けないを選択可能な汎用性もポイントの一つです。
ラベンハム キルティングジャケットのレビュー
それでは、ベージュ色の「レイドン(RAYDON)」を実際に手に取って、ディティール面をレビューしていきます。
軽くて暖かいキルティング素材
とにかくこちらのジャケットを着て感じるのは、想像以上に軽量であるということ。
こちらのジャケットの重量はUK40サイズで約500g程度で、通常のコートは大体1kg以上することを考えると、その軽量さが分かりますよね。
冬のアウターといえば重さが気になるところではありますが、軽快な着心地でストレスを感じません。
保温性に定評のあるキルティングは、一枚羽織るだけで秋冬シーズンの強い味方になってくれます。
軽量でかさばらないので、持っておくと気軽に温度調整できて便利です。
ちなみにラベンハムは、ダイヤモンドキルトという糸がクロスする部分を特殊な手法で縫い合わせて糸がほつれにくい縫製技術を採用しているため、耐久性も十分です。
ボックスシルエット
レイドン(RAYDON)は、ウエスト部の絞りがほとんどないボックスシルエットとなっています。
このオーセンティックな英国製の風格を醸し出すシルエットは、時代に左右されないスタイルの美しさを感じさせてくれます。
スーツスタイルからカジュアルスタイルまで羽織るだけで、ワンランク上の上品さを与えてくれる一着です。
こちらはバックから見たレイドン。
サイドベンツ仕様になっていることから、動きやすくストレスフリーな着心地を提供してくれます。
オーセンティックなコーデュロイ生地
レイドン(RAYDON)には、襟、前立て、ポケット口にコーデュロイ生地を採用しています。
こちらのコーデュロイ生地は使えば使い込むほど、経年変化を楽しむことができるのも魅力の一つです。
グッドイヤーウェルテッド製の革靴やBabourのように経年変化を楽しむことができる、英国らしいエッセンスを洋服に求める方であれば、こちらのキルティングジャケットは大変おすすめです。
スナップボタンで着脱が簡単
レイドン(RAYDON)は、パチンと指で押し付けて止めるタイプの金属製スナップボタンを採用しています。
着脱がボタンホール仕様と比較すると格段に楽なので、外と中を行き来するようなシーンで大変重宝します。
金属製の受け側のボタンには、しっかりと「LAVENHAM」のブランド名が刻まれています。
こうした細かいディティールも所有欲求を満たす要素の一つです。
ラベンハム キルティングジャケットのレビューまとめ
- ラベンハムは英国製キルティングジャケットの定番ブランド
- 迷ったら、「レイドン」「デンハム」「デンストン」のいずれかを購入するのがおすすめ
- 軽量かつ保温性も抜群で秋冬のコートとして、活躍してくれる
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