こんにちは、Gucci(@men_in_fashion_blog)です。
僕が大好きなブランドの一つ、バブアーの「ビューフォート(BEAUFORT)」についてご紹介します。
ブリティッシュで紳士的なシルエットのかっこよさ、伝統に裏打ちされた縫製の品質、アウトドアブランド特有のクラシカルな機能性、どれをとっても魅力的なアウターウェアです。
“男の定番ブランド”とも言えるバブアーを着るとテンションが上がるのは僕だけではないはず。
今回は、そんなバブアー(Barbour)のブランドの歴史、代表モデルに触れつつ、「ビューフォート(BEAUFORT)」のディティールの特徴や魅力、サイズ感などをレビューしていきます。
- バブアー(Barbour)ってどんなブランド?代表モデルは?
- ビューフォート(BEAUFORT)の特徴や魅力を知りたい
- 購入前にビューフォート(BEAUFORT)のサイズ感(180cm前後)を知っておきたい
バブアー(Barbour)とは
1894年に、ジョン・バブアーによってイングランドで創業したバブアーは120年以上に渡り、世界中の男性を魅了してきた名門中の名門ブランドです。
長年にわたり世界中のファンから愛されてきた理由の一つが、オーセンティックなデザインでしょう。
英国貴族が乗馬やハンティング、フィッシングなどのアウトドアウェアとして使用できるよう、クラシカルな実用性を重視した機能的なデザインと、紳士的で品格のあるディティールが融合しており、カジュアル〜ビジネスシーンまで幅広く楽しむことができる点が魅力です。
メンズのマストアイテムとして、1着は持っておきたいワードローブです。
バブアー(Barbour)の歴史をおさらい
バブアー(Barbour)のブランドの魅力を説明する上で、その長い歴史を読み解いておく必要があります。
3つのロイヤルワラント(英国王室御用達)を獲得したバブアーの軌跡を早速探っていきましょう。
ワックスドコットンジャケットの販売
創業初期のバブアー(Barbour)は、イングランド北東部のサウスシールズに衣料品店を開き、防水ジャケットの販売を開始します。
その優れた防水性能を誇るバブアーのジャケットは、労働者たちの間で話題となり、英国中に広まっていったのです。
国からの信頼も得たバブアー(Barbour)は、第一次大戦と第二次大戦中に英国軍へ防水服を供給。
特に第二次世界大戦では、潜水艦の搭乗員服を開発し、バブアーの名声を高めることになりました。
このウルスラスーツは、英国海軍のU級潜水艦ウルスラ号にちなんで名付けられたというエピソードも残っています。
英国王室御用達ブランドとしてのバブアー(Barbour)
1936年には、ブランドを象徴するモーターサイクルジャケット「インターナショナル」が誕生します。
当時、英国貴族の間で流行していたモーターサイクルレース用に開発されたジャケットで、往年の名優、スティーヴ・マックィーンが着用したことでもバブアー(Barbour)の名を広めることに貢献しました。
全盛期には、ライダーの7割が「インターナショナル」を着用したと言われています。
その後、フィールドジャケットの「ビューフォート」やホースライディングジャケットの「ビデイル」などを発表し、『バブアー』は英国の上流階級との結びつきを深めていくこととなります。
これらは英国王室から高く評価され、エリザベス女王を始め、3つのロイヤルワラント(王室御用達)全てを獲得し、ブランドステータスは確固たるのものになりました。
英国王室御用達ブランドは数あれど、3つのワラント全てを獲得しているブランドはほんの一握りしかない、超がつくほどの名誉なのです。
バブアー(Barbour)の代表モデル3選
バブアー(Barbour)のオイルドクロスジャケットには、数多くのモデルがあります。
間違いない名品揃いですが、丈の長さやシルエット、ディテールなどが異なるため、用途や着こなしに応じてベストなアイテムを選びたいもの。
ここでは、初めてバブアー(Barbour)を購入する方に向けてオススメしたい、定番モデル3選をご紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
ビデイル(BEDALE)
1980年に乗馬用ジャケットとして誕生したビデイル(BEDALE)は、ラグランスリーブでミディアム丈。
オン・オフ問わず、着こなしを選ばずコーデをクラスアップさせてくれるこの1着は、日本国内ではバブアー入門ジャケットとして最も取り上げられる定番品です。
迷ったらビデイル(BEDALE)を選んでおけば間違いありません。
ビューフォート(BEAUFORT)
僕も所有している、ビューフォート(BEAUFORT)は、バブアー(Barbour)を代表するアウトドアジャケットです。
ゆったりとしたシルエットと、ビデイルと比較して若干着丈が長いミドルレングスのため汎用性が高く、イギリス本国でもっとも人気のあるアイテムです。
スーツの上から羽織っても、中のジャケットがはみ出ることがなく、ビジネスシーンでも活用可能です。
ボーダー(BORDER)
今回ご紹介する3アイテムの中で最も着丈が長いのが、こちらのボーダー(BORDER)です。
Aラインがかったシルエットは、飾らない自然な着こなしを実現しているほか、別売りのライナーをセットすることもできるため、寒い時期でも活躍してくれるアウターウェアです。
バブアー ビューフォートのレビュー
それでは、僕が所有するセージカラーの『ビューフォート(BEAUFORT)』を用いて、デザインやディティールを中心にレビューしていきます。
バブアーらしいスタンダードなデザイン
ビューフォート(BEAUFORT)の一番の魅力は、英国紳士を彷彿とさせるオーセンティックなデザイン性だと思います。
ハンティングジャケットのディテールを踏襲しつつ、落ち着いた印象を与える美しいAラインシルエットを形成しています。
フロントジッパーを開けて着用すれば、ライニングのブリティッシュチェックが着こなしに華を添えてくれます。
ゴールドカラーのジッパーは、バブアーのロゴが配されており、エレガントでカッコいい。
「ビューフォート」の袖はマジックテープ式の開閉可能な仕様。
ビデイル(BEDALE)に採用されているリブ構造ではないため、ジャケットの袖と緩衝せず、ビジネスシーンでもストレスなく使用できるメリットがあります。
オイルドクロスの風合いが素晴らしい
バブアー(Barbour)は、コットン100%の生地に専用のオイルを染み込ませたオイルドクロスを使用しています。
防水性・防風性に優れており、ちょっとの雨風であれば内部に通さず、冬場に大変重宝しています。
日常的なケアは月に一回程度のブラッシングと水吹きでOK。手順は下記にまとめてます。
また長く着込めば着込むほど、オイルが少しずつ抜けていき、生地表面の表情が変化していくため、経年変化を楽しむことができます。
オイルが抜けきってしまったら、専用のオイルを補充する作業”リプルーフ”をする必要があります。
リプルーフについて、下記記事で必要な道具や具体的な手順、出来栄えを紹介していますので、参考にしてみて下さい。
コーデュロイ製の襟
オイルドクロスを基調としたビューフォート(BEAUFORT)は、コーデュロイ生地で切り替えた襟をアクセントとしています。
襟の裏側にはチンストラップが取り付けられており、襟を立てた時にボタンで固定することができます。
チンストラップのおかげで首元を風邪から守ることができるほか、何より襟を立てて着るのが最高にカッコイイです。
複数あるポケットが収納性抜群
ビューフォート(BEAUFORT)には、全面にボタン式の二つのポケットを用意しているほか、ハンティングで仕留めた獲物を保管するファスナー式のゲームポケットを装備しています。
この容量たっぷりのゲームポケットは、財布や携帯などちょっとした荷物を入れておくのにとっても便利です。
ちょっとした荷物なら、ビューフォートのポケットに詰め込んでしまえば、OK。バッグいらずにできるのが嬉しいところです。
ハンドウォーマー
前部に装備されているハンドウォーマーは、内部の素材に起毛感のあるコットン素材を配しており、手を温めるために役立ちます。
胸の少し下に位置したこのポケットは、自然と手を伸ばしたくなるビューフォートに欠かせない機能的なディティールの一つです。
バブアー ビューフォートのサイズ感
次に、バブアー ビューフォートのサイズ表とサイズ感をチェックしていきましょう。
サイズ表
サイズ | 着丈 | バスト | ゆき丈 | 裾幅 |
---|---|---|---|---|
34 | 76cm | 102cm | 80cm | 51cm |
36 | 79cm | 108cm | 82cm | 53cm |
38 | 81cm | 114cm | 83.5cm | 56cm |
40 | 82cm | 124cm | 85cm | 61cm |
42 | 83cm | 128cm | 86cm | 64cm |
44 | 84cm | 134cm | 88.5cm | 66.5cm |
46 | 86cm | 136cm | 88.5cm | 68.5cm |
サイズ感
身長185cm、体重72kgの僕はサイズ42を選択しました。
サイズ40も着ることはできますが、ジャケットを中に着込むことができず(パツパツになってしまいます..)、春秋前提での使用となってしまいます。
サイズ42であれば、中にジャケットを着ることもできる多少ゆとりのある着用感で、冬でも大活躍してくれるのです。
バブアー ビューフォートのコーデ
最後に『ビューフォート』を使った着こなしコーデをご紹介していきます。
クラシックな機能美を備えたこちらのアウターウェアは、カジュアルスタイルからクラシカルなスーツスタイルまで対応できる優等生です。
羽織るだけでブリティッシュジェントルマンの気分に。大変楽しいアイテムなんです。
ビューフォート × チノパン
ビューフォート × カーゴパンツ
ビューフォート × ブルージーンズ
ビューフォート × ウールパンツ
ビューフォート × リジットジーンズ
バブアー ビューフォートのレビューまとめ
- バブアーは、英国王室御用達のメンズファッションにおける定番ブランド
- ビューフォートは、オン・オフ問わずコーデの格を上げてくれるオーセンティックなデザインが魅力
- ゲームポケットやハンドウォーマー等、機能性も兼ね備えており、ヘビロテ必至!
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