こんにちは、Gucci(@men_in_fashion_blog)です。
アメリカ・ボストンの老舗シューズメーカー「ニューバランス(new balance)」のM576をヘビロテしています。
ニューバランスらしい履き心地の良さと、シュータンに付けられたユニオンジャックのアイコニックなデザインがお気に入りです。
一方で、シンプルなランニングシューズからスニーカーまで多彩なモデルを展開しているニューバランスなので、一口にM576 といってもどんな特徴や魅力があるのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
今回は、ニューバランスM576の特徴やサイズ感などをレビューしていきたいと思います。
- ニューバランスM576の種類や特徴を知りたい
- ニューバランスM576の魅力はどういったところ?
- ニューバランスM576のサイズ感を知りたい
ニューバランスM576とは
ニューバランス「M576」は、1988年に誕生して以来、世界中で愛されているニューバランスの定番スニーカーです。
こちらは500番台というニューバランスのカテゴリの中で、最も高価格帯のモデルですが、
そもそもニューバランスのスニーカーってどんな番号があるかわからない!
、、という人も多いと思いますので、下記にてラインナップ・カテゴリを紹介しておきます。
- 500番台 :舗装されていない道・道路を走ることを想定したオフロードシューズ
- 900番台 :舗装された道を走る・歩くことを想定したオンロードシューズ
- 1000番台 :時代ごとの先端技術・機能が取り入れられたフラッグシップモデル
- 2000番台 :21世紀に入ってから登場した1000番台の系譜のフラッグシップモデル
上記の通り、500番台は凸凹した道を走ることを想定して設計されたモデルで、ぽてっとした丸みを帯びたフォルムやグリップ性の高いアウトソールが特徴です。
500番台の歴史は、1982年に登場した「555」に始まり、1985年の「565」、1987年の「575」、1988年の「576」、1999年の「574」と続きます。
実は「576」は後述する「574」はよりも前に誕生したモデルなのです。
その中でも今回ご紹介するMade in UKのM576は、アッパーでオールスエードを採用していることから高級感があり、またレジャーでも使用できる機能性を兼ね備えた優等生。
ニューバランスの十八番である履き心地・歩きやすさはもちろんのこと、500番台の無骨さをそのままに洗練されたシャープな印象を与えてくてるのがM576の人気の秘訣と言えるのではないでしょうか。
ニューバランスM576とML574 の違いは?
ニューバランスM576とよく似たML574についても簡単に説明しておきます。
ニューバランスML574は、M576の廉価版として誕生した幅広い層に愛用されている定番モデル。
ラストはM576 でも使われているSL-2ラストを採用しており、シルエット・デザインに大きな差異はありません。
簡単にいうと、両者は兄弟のような関係ですね。
両者の大きな違いは、下記の2点です。
- ミッドソールで採用されているソールユニット異なっていて、クッション性のあるM574に対し、ML576は弾力のある履き心地。
- M576はミシンの機械などを使用したハンドメイドであるのに対し、ML574は機械によるオートメーション。ステッチなどの細かい作りに違いがあり、高級感・作りの良さはM576に軍配が上がる。
そのため、
- クオリティ・見た目の高級感を求めるなら「M576」
- コストパフォーマンスを求めるのであれば「ML574」
を選択すると良いでしょう。
ニューバランスM576とML574 の違いまとめ
項目 | M576 | ML574 |
---|---|---|
原産国 | イギリス・アメリカ | アジア(中国・ベトナムなど) |
ミッドソール | C-CAP | ENCAP |
ラスト | SL-2ラスト | SL-2ラスト |
製法 | ハンドメイド | 機械によるオートメーション |
価格 | 2万円〜 | 1万円前後 |
ニューバランスM576のレビュー
それでは、僕が実際に履いている「M576」を手にとって、特徴や魅力をレビューしていきます。
2018年に購入し、約3年間、週に2回程使用しています。経年変化なども参考にして頂ければと思います。
無骨なシルエット×高級感のある素材のバランス感が絶妙
M576は前述した通り、SL-2ラストを使用しているので、カジュアル感の強いシルエットとなっています。
ニューバランスの中でもデザインはゆったりめで幅が広く、つま先はラウンドトゥとなっています。
一方で、素材は定番カラーのグレーにオールスエードを使用しているため、スニーカーとは思えない高級感があるルックスです。
そのため、カジュアル色の強いストリートファッションから、ジャケパンスタイルといったドレス寄りのファッションにも合わせられるのがこのスニーカーの特徴だと思います。
M576の汎用性の高さから、普段使いにもってこいのスニーカーなんです。
また人気カラーのグレーやネイビーを選択しておけば、上記のM576の特徴を特に感じることができるでしょう。
履き心地が良く、まるで絨毯の上を歩いているような感覚
M576はニューバランスのスニーカーの中では固めの履き心地で、最初はクッション性をほとんど感じません。
ですが、履いていくうちに足を包んでくれるように馴染んでいき、疲れにくく安定感のある履きやすいスニーカーです。
この靴を一日中履いていても「足が疲れたな」と感じたことはないほど、気持ち良い履き心地(=絨毯の上を歩いている感覚)の印象です。
ソールの裏側はこんな感じ。3年間使用したということもあり、すり減りが激しいですが、ごつごつとしたブロックパターンを使用していて、優れたグリップ感と安定感を感じます。
キャンプや高尾山程度の登山といった軽いアウトドアであれば、十分に活躍できる靴と思います。
シュータンのユニオンジャックが存在感あり
M576のシュータンのユニオンジャックに価値を見出している方も多くいるのではないでしょうか。
英国靴・英国ファッションに憧れる僕のそのうちの1人です。
ニューバランスの発祥国はアメリカですが、このシュータンのユニオンジャックの存在感により、どこかヨーロッパらしい上品な雰囲気を感じるのがこのスニーカーの魅力。
このスニーカーを履き込んで、英国性のコートやジャケットなどを着こなすのもまた良いでしょう。
ニューバランス576のサイズ感
僕の足のサイズは28cmですが、USA10(日本サイズ 28cm)でジャストサイズです。
ニューバランスのスニーカーは、実際の靴のサイズに近しいサイズ感であり、普段から選択している足のサイズを選べば問題ないかと思います。
ただし、足が幅広・甲高の人はサイズを0.5cm大きなサイズを選択しても良いかもしれません。
保管時はシューツリーを装着するのがおすすめ
シューツリーは革靴には装着するものの、スニーカーにはシューツリーを入れないという方も多いと思いますが、M576といった高価格帯のスニーカーには、シューツリーを装着することをおすすめします。
スニーカーも革靴同様に足の付け根あたりに入る横線の履き皺が入り、履き込むほどに深く入ることとなります。
がっつりと横皺が入ってしまうと一気に古くなった様に感じてしまいますよね。
僕のM576には、ドイツの大手シューケアブランド「コロニル(Collonil)」のシューツリーを使用しています。
3年間綺麗な状態で履くことができているのは、シューツリーを装着して保管していることが一因かと思います。
ニューバランスM576のレビューまとめ
- M576は、やや無骨なシルエット×高級感のある素材のバランス感が絶妙で汎用性が高い。
- 初めは固めの履き心地だが、履き込むほどに足に馴染み、疲れにくくストレスを感じにくい。
- 保管時は、任意のシューツリーを装着することでスニーカーを綺麗に保つことができる
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