【本の感想】世界的ベストセラー「スマホ脳」を読んでスマホとの距離感を再考する

こんにちは、Gucci(@Gucci_blog)です。

Gucci

スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセンの世界的ベストセラーの「スマホ脳」を読みました。


「スマホはドラッグ」「人類の知能指数を低下させる」など、センセーショナルな主張がなされています。

スマホが日常生活で欠かせない世界の中で、最新研究が示す恐るべき真実とは…?

大変興味深い内容であったので、このブログにて内容を紹介したいと思います。

目次

アンデシュ・ハンセンが主張するスマホの恐るべき真実

私たちは、平均して1日にスマホを2600回タッチし、10分に1度スマホを手にとっているそうです。

実際にこの本を読むまで、僕も日常生活で以下の様な具合でした。。

  • 「目につくところにスマホが無いと不安になる」
  • 「朝起きてスマホは必ず触る」
  • 「1日の最後はスマホを触ってベッド脇におく」

上記が良いかどうかは別として、僕がスマホに依存していることをこの本が気づかせてくれました。

スマホはドラッグである

人類100万年の進化の歴史で形成された脳の構造は、狩猟時代のものにセッティングされているため、
ギャンブル性が高いことを、過剰に評価し、報酬系の快楽物質がでるようにできているようです。


例えば、あるかないかわからない高カロリーな実を探しに高い木に登って、

  • 実があればラッキー。快楽物質のドーパミンが放出されます。
  • 実がなっていなくても快楽物質のドーパミンが放出されます(←ここがポイント)。
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つまり、あるかないか分からないギャンブル性の高いものを評価する人類の方が、高カロリーな食べ物を獲得できる可能性が高い(=生存確率が高い)ということですね。

上記の行動を取り、サバイバルを生き残った人類の子孫が僕らということです。


スマホからの情報は上記のメカニズムと同じで、「大事かもしれない」「大したことないかも」
と思って開くだけでぱあ〜と報酬系の物質が放出され、依存性を高めることを促進してしまう。

ごろごろしながらスマホをいじっているだけで、快楽物質のドーパミンが出続けていると考えると、
まるで家にいながら、ギャンブルをしている様なものに感じられて、ちょっと恐ろしく感じました。

“スマホはドラッグである”ことをIT企業は利用している

IT企業は「大事かもしれない」ことに強いことに欲求を感じる人類のメカニズムを巧妙に利用し、
その注意をスマホに向けるようなアプリ(SNSやゲーム、ニュースサイト等)を開発しています。


例えば、人間の注意を向ける工夫の例は、以下の通りです。

IT企業が工夫するヒトの注意を向けるコンテンツ例
  • フェイスブックやインスタグラムの「いいね」
  • Twitter起動時に敢えて起動時間を遅らせることで報酬系を最高潮煽らせる
  • コンテンツや文章内のリンク

一方で、時間を問わず、スマホを手にとりたくなる様な、驚きの瞬間を創造できるよう最大限の努力を注いだことで、”スマホを制限した方が良い”と多くのアプリ開発者が考えているそうです。

例えば、Facebookのいいね機能を開発した人は、自分が創造したその機能が度をすぎて魅力であるが故に、
(良い悪いは別として)世界中の人の時間を奪ってしまい、大きな罪悪感を持っていると話しています。

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仕事をするにも、映画を見るにも何かと集中力が必要ですが、スマホの魔力に気づかぬうちに取り憑かれ、注意散漫にならないよう注意したいですね。

スマホ脳になることの弊害

スマホは確実に人にとって魅力的なものと言えますが、その反面で人に与える悪影響を存在することは間違いありません。
本書で記載されている印象に残った内容を以下でご紹介します。

集中力を鈍らせる

最近、集中して映画を鑑賞することが難しくなったと感じませんか?
私もその1人です。振り返ると気づくとスマホに手を伸ばしてしまいそうになることがありました。
この本では、そんなスマホが人間の集中力に与える影響についても解説しています。

サイレントモードでもスマホは僕らの邪魔をする

ある実験でポケットにスマホを入れた人とスマホを別の遠い場所に保管した人に同じテストをさせた結果、スマホを別の遠い場所に保管した人たちの方が結果が良いことがわかっています。

ここでの示唆は、スマホを惹きつける威力は相当に凄まじく、無意識に人に影響を与えているということ。
「スマホを触りたい」という欲求に対して、限りある脳の作業領域で「スマホを触らない」という余計な作業をしていることが影響しているそうです。

デジタル性健忘

スマホやPCに情報が保存されているため、脳が自分で記憶しないようにする現象。
スマホで写真をとったものよりも、とっていないものの方が記憶の定着がなされることが実験で明らかになっています。

周囲への関心の低下

スマホが目の前にある状態で人と会話すると、スマホがあまりに魅力的すぎて、周囲への関心が弱まってしまうことが実験によって明らかにされています。

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人との食事中には、スマホは目に入らないように工夫した方が良さそうですね。

睡眠の質を低下させる

さらにスマホは人の睡眠の質・時間にも影響することがわかってきています。
影響する要因は、以下の2ポイント。

スマホが睡眠に影響与える要因
  1. 強力な注意誘引(ドーパミンを与えてくれる対象と認知するため)
  2. スクリーンから放たれるブルーライト

精神科医の著者は、今までにない数の若者が睡眠導入剤を求めてやってくると言及しています。
それはスマホが普及する前後で確実に増えており、上記が大きく影響していることがわかっています。

著者は、スマホを寝室以外の場所に置くことを強く勧めており、僕も実践するようにしています。

おわりに

本書では、スマホが人に与える影響を各種実験結果やバックデータを元に丁寧に解説しており、スマホとの関わり方に示唆を与えてくれる良書でオススメです。

スマホを日常的に使用する人は読んでおいて損はないと思うので、お時間がある際に手にとってみてはいかがでしょうか。

以下は備忘録として、本書を読んで実践したいことを纏めた内容となります。

スマホ脳を読んで実践したいこと
  1. スマホの使用時間を1日/2時間以内にする
  2. 就寝前のスマホ利用を減らし、ベッドルームにスマホを置かない
  3. 仕事や映画鑑賞など集中が必要な時はスマホをポケットに入れず、極力別の場所に保管する

商品リンク:スマホ脳

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