こんにちは、Gucci(@men_in_fashion_blog)です。
ロードバイクのカスタマイズとして、真っ先に候補に上がるのがホイールの導入。
その中でも最高峰の性能を誇るカーボンホイールの導入を検討している方は、カンパニョーロのBORA ONEを選択肢の1つに入れている方も多いと思います。

実際に僕もBORA ONEを使用していますが、アルミ製の鉄下駄ホイールから変えた時の感動体験は今でも鮮明に覚えています!
今回はBORA ONEの特徴や種類の他、実際に2年間使用してきた僕が感じるこのホイールの魅力を紹介していきます。
- 購入の検討にあたり、カンパニョーロ BORA ONEの特徴を知りたい。
- カンパニョーロ BORA ONEの種類と、複数あるバラエティから選ぶ際の考慮ポイントは?
- ずばり、カンパニョーロ BORA ONEの魅力はどういったところ?


カンパニョーロ BORA ONEってどんなホイール?


それではBORA ONEについて、僕が所有するリムハイト35mmのクリンチャーモデルの解説をしていきます。
まずはスペックを下記に記載します。
- 重量:1405g (Fホイール重量: 600g、R ホイール重量: 805g)
- リムの高さ: 35mm
- リムの幅: 24.2mm
- スポーク数: フロント 16, リア 21
プロからアマチュアまで幅広い層から支持
重量わずか1405g、空気を切り裂きどこまでも進んでいく、ロードバイク乗りなら誰もが憧れる高性能カーボンホイールです。



BORAはアルプス山脈からアドリア海沿岸に吹く北風を意味するギリシャ後の「Boreas(北風)」に由来します。
AC3(All Conditions Carbon Control)


専用ブレーキパッド(レッドコンパウンド)とリムの間の優れたグリップ性能により、濡れた状態や汚れが付着した状態でも安定したブレーキングが可能なのです。
BORA ONEのベアリング「USB」


ベアリングとはホイールの中心に位置し、回転性能を司るハブの構成部品の1つ。
回転球とそれを囲むように設計された保持機で構成されており、スムーズな機械の回転運動を行う役割を担う部品です。



ホイールの性能を左右する最も重要な部品といっても過言ではありません!
BORA ONEのベアリングには、「USB(ウルトラ スムース ベアリング)」を採用。潤滑剤はグリスを用いています。
ハブは強度や耐摩耗性に強みのあるアルミを採用しています。
BORA ULTRAとの違い


「BORA ULTRA」は「BORA ONE」のグレードアップ品であり、カンパニョーロのBORAシリーズの最高峰カーボンホイールです。
両者には約10万円の値段差がありますが、スペックの違いは下記の2点です。
- ハブ:アルミ or カーボン
- ベアリング:「USB(セラミック&グリス潤滑)」or「CULT(フルセラミック、オイル潤滑)」
それ以外の設計やスポークパターンに差異はありません。
重量差は、前述2点の違いで下記の通り35gの差です(35mmハイト クリンチャーモデル)。
- BORA ONE:1405g (Fホイール重量: 600g、R ホイール重量: 805g)
- BORA ULTRA:1370g (Fホイール重量: 585g、Rホイール重量: 785g)



「カーボンホイール最高峰のBORA ULTRAは魅力的だけど、非常に高額なので手が届かない。。もう少し安価に購入したい」と言う人にはBORA ONEはぴったりな選択肢ですね。
カンパニョーロ BORA ONEの種類は?
BORA ONEにもいくつかのラインナップが用意されています。
下記3項目毎のパターンの組み合わせから、自分の趣向にあったモデルを選択する必要があります。
- リムハイト:35mm vs 50mm
- タイヤの装着方式:クリンチャー vs チューブラー
- ラベルの色:赤 vs黒
それでは、各項目毎の差異について簡単に解説します。
リムハイト:35mm vs 50mm
リムハイトの差異によって、走行性能に影響があります。下記に両者の強みを記載しますので、どちらを重視するべきか検討してみてください。
35mm:50mmと比較して重量が合計で80g軽いため、加速性や登坂性に強み。
50mm:ハイトが高い分、空力性能が向上し、高速巡航性に強み。加えて見た目のインパクト大。
タイヤの装着方式:クリンチャー vs チューブラー


BORA ONEには、タイヤの装着方式に2つのラインナップが用意されています。
それぞれの方式に関する説明は下記の通りです。
クリンチャー:ホイール・タイヤの間に、チューブを入れてそこに空気を溜める。駆動系が、ホイール・チューブ・タイヤの3つのパーツで構成。
チューブラー:中空になったタイヤをホイールに特殊な接着剤で装着する。駆動系が、ホイール・チューブラーの2つのパーツで構成。
クリンチャーとチューブラーの差異によって、「走行性能」と「パンクした場合の対処方法」に考慮すべきポイントがあります。
走行性能
パーツが少なく、駆動系の重量が少ないチューブラーの方が加速性能が高く、一般的に速い!という評価です。
一方でクリンチャーホイールの性能も年々上昇しており、転がり性能が高いことから巡航性能に優れるという評価もなされています。



一定パワーで走り続けることができるペダリングが出来れば、クリンチャーモデルが有利かもしれません。
パンクした場合の対処方法
クリンチャーは中にあるチューブを変えるだけで良いですが、チューブラーの場合はタイヤ自体を交換する必要があるため、ランニングコストの観点ではクリンチャーに軍配が上がります。
またチューブラー式のホイールを日常使いする場合は、パンクした場合のことを想定して、タイヤを携行することを考慮する必要あり、チューブ携行のみでOKなクリンチャー式と比較して若干不便と思います。
ラベルの色:ブライトラベル(赤) vs ダークラベル(黒)


本ホイールに「BORA ONE」「CAMPAGNOLO」とラベルが貼られていますが、赤・黒か色を選択することができます。



僕の自転車(Super Six Evo)は車体色が明るめのグリーンのため、色同士が喧嘩しないように主張が弱めのダークラベルを選択しました。
ここは完全に好みで選択する違いですが、愛車全体のデザインを左右する重要なポイントのため、慎重に判断する必要がありますね!
カンパニョーロ BORA ONEのレビュー


それでは、僕が実際に使用している「BORA ONE 35 クリンチャー ダークレベル」を手にとって、インプレをしていきます。
平地は勿論のこと、登りもいける万能性


BORA ONE35のリムハイトはその名の通り、35mm。
ディープリムとは言い難いものの、一般的なアルミホイールのリムハイトと比較すればハイトは高めです。
上記に従い、平地巡行性はやや高めのため、足を休ませている間も走行スピードの下落は鉄下駄ホイールと比較して、緩やかに感じることができる筈です。
勿論、ペダリング中は風を切るが如く、ぐんぐんと前に進んでいってくれます。
また重量は前後輪合計で1405gと、軽量ヒルクライムホイールに引けを取らず、ヒルクラムも難なくこなすことができます。



つまり、平地は勿論のこと、登りもいけるオールラウンダーなカーボンホイールなんです!
アルミホイールに劣らないブレーキ性能


カーボンホイールのクリンチャーモデルはブレーキングに心配と感じる方も多いのではないでしょうか?
結論として、BORA ONEのブレーキはコントロールしやすく、よく効きます。
それは平地巡行だけでなく、ダウンヒル時も同様です。



実際にこのホイールを使用して、2019 富士ヒルクライムに参戦しましたが、雨天時の約1,000mのダウンヒル時にも関わらず、ブレーキが効きにくく、ヒヤリとすることは一切ありませんでした!
前述の通り、カンパニョーロのAC3テクノロジーによる恩恵により、アルミホイールに劣らないブレーキ性能をBORA ONEは実現しています。
横風の心配はない


リムハイトは35mmのため、横風による転倒のリスクはほとんどありません。



強風が吹き荒れる荒川サイクリングロードで何度も走行しましたが、横風により体勢を崩しそうになったことは今のところありません。
レーシーな見た目が最高にかっこいい


走行性能と同じ(それ以上?)くらいに満足度の高い特徴の1つとして、デザインが素晴らしい点が挙げられます。
漆黒のカーボン調のリムに「カンパニョーロ」と「BORA ONE」の存在感のあるラベルが愛車の見栄えを格段にアップさせてくれることは間違いありません!
カンパニョーロ BORA ONEはどこで購入するのがおすすめ?
結論は、オンラインショップでの購入がおすすめです。
リアル店舗(サイクルショップ)と比較して、目を疑うほど安く購入できます。
僕はこちらのBORA ONEをイギリスのスポーツサイクルオンラインショップの「Pro Bike Kit」で約16万円で購入しましたが、当時のリアル店舗で販売していた価格と比較して10万円ほど安く購入できました。


カンパニョーロ BORA ONEのレビューまとめ


- スペック、ルックス共に最高峰のカーボンホイール。所有欲求を確実に満たしてくれる。
- 平地/登りどちらも対応可能なオールラウンドなカーボンホイール。
- 購入はリアル店舗と比較して、低価格で販売しているオンラインショップでの購入が断然おすすめ。


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